【3分でわかる品種紹介】千秋

教科書によると…

秋田県果樹試験場で、「東光」に「ふじ」を交配して育成した。昭和53年に命名され、昭和55年に品種登録された。母親の「東光」は青森県りんご試験場育成の「ゴールデン・デリシャス」×「印度」の実生

…中略

須坂での熟期は9月下旬〜10月上旬である。

…中略

甘味、酸味ともに中、甘酸適和である。果汁が多く、芳香があり食味は極良である。果肉は完熟すると黄色で、きめは緻密である。糖度14%程度、酸度は0.45%程度、硬度は14〜15ポンド程度である。貯蔵期間は常温で14〜20日程度、冷蔵では60日程度である。

長野県果樹指導指針平成23年改訂版より

だそうです。

名前については秋田県果樹試験場の命名ってことで深く納得しました。

一番の特徴は「芳香がある」ってところでしょうか。甘いといって良いのかわかりませんが独特のいい香りがします。鼻につくような香りではなくかじると「うまいりんごだな」という感想になります。

収穫するときは「千秋」の香りがしっかりするので「千秋の時季になったな」と実感します。皮から香りがするのかな。

個人的な品種紹介

悪くはないけど…。な品種のイメージです。

表皮に障害が起きやすいので袋をかけてやる必要があり他の品種に比べると手間がかかります。
シナノスイートや秋映に収穫期が似ているので並んでいると有名な品種が買われがち。
割れたり十分に大きくならない果実が一定数できてしまう。

…。

それでも気に入ってくれている方はいますし、個人的にはとっても秋の始まりを感じる品種なので嫌いじゃないです。

「千秋だ!」って香りが良いんですよね。(香りに関しては感じ方人それぞれかも)

それでも長野県が大々的にプロモーションしたリンゴ3兄弟とかと比べると手間もかかるし収量も微妙だし…。となってしまうわけです。

もともと「つがる」と「ふじ」の間をつなぐ品種として出てきた品種でした。大々的に活躍した時代があったんだとは思いますが今は中生種と言うと様々な品種があって消費者としては楽しい、生産者としてはいろんな品種を作る必要があって大変なときかもしれませんね。

ちなみに「千秋」の子供は

  • 「シナノゴールド」(ゴールデン・デリシャス×千秋)
  • 「秋映」(千秋×つがる)
  • 「シナノドルチェ」(ゴールデン・デリシャス×千秋)
  • 「シナノリップ」(千秋×シナノレッド)

なんかが思い浮かびます。本人は第一線から退いて後継品種が第一線で活躍していると思うとっても熱い物語のような気がしてきませんか?

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