【リンゴ3兄弟】長男、秋映を紹介!

9月も終盤にさしかかり収穫されるリンゴの種類も多くなってきます。

というわけで今回は信州リンゴ3兄弟のうち一番収穫のはやい「秋映」を紹介します。

僕の園ではつくっていませんが…。買ってきました!

リンゴ3兄弟についての記事はこちら

【中生種】リンゴ三兄弟ってなんのこと?

2018年8月31日

 

 

リンゴ3兄弟の長男!秋映!

提供:長野県農政部  左:シナノゴールド 中央:シナノスイート 右:秋映

3兄弟というからには長男、次男、三男があるはず…。

収穫時期から考えれば早い「秋映」が長男ということになるでしょう。

どの品種が長男だ次男だという設定はありませんがそういうことにしておきましょう。

ちなみに3兄弟。みんな親が違います。

「3兄弟だというのに…。」と思うかもしれませんが食べる方からすればどうでも良いことです。

美味しければ良いのです。

品種収穫時期
秋映9 月下旬〜10月上旬千秋 × つがる
シナノスイート10月上旬〜10月中旬ふじ × つがる
シナノゴールド10月中旬〜10月下旬ゴールデン・デリシャス × 千秋

 

3兄弟の中で一番早い収穫時期

上述の通りリンゴ3兄弟の中では一番収穫時期のはやい「秋映」。

収穫時期は9月下旬からということで秋のリンゴシーズンの始まりを告げるりんごと言っていいと思います。

ここから様々な品種が収穫時期を迎えてリンゴ農家は忙しくなっていきます。

それらの品種の中で長野県が一押しする3品種が「リンゴ3兄弟」というわけです。

 

皮の色は赤を通り越して黒い!?

リンゴといえば「真っ赤なリンゴ!」というイメージもありますが「秋映」は真っ赤を通り越して「黒い」です。

色がつきやすいため黒に近い色になるというのが理由だと思います。

黒に近いほど美味しい。そんな感じでしょうか。

この品種は「赤い」ときに食べると酸味が抜けきってなくてあまり美味しくないんですね…。

 

収穫のタイミングは難しくなりますが、着色しやすいというのは標高の低い比較的温かい地域でリンゴを作る農家にとって非常にありがたいことです。

 

酸味も適度に、「パリッ」とした歯ごたえ

僕の園にはないので食べる機会は正直少なめだった「秋映」。

皮ごとまるかじりでいただきましたが果肉が硬くて「パリッ」とした歯ごたえがとても気持ちよかったです。

しっかりと熟しているものは酸味もあまり強くなく「甘い」リンゴだという印象をしっかり持てました。

皮をむいて食べても「パリッ」とした食感は健在でした。もしかしたらお年寄りには硬すぎるんじゃないかと思うほど「パリッ」としています。

 

どうせなら本当に美味しい「秋映」を

同じ秋映でも着色の程度で味がガラッと変わります

本来なら自身の園のものをすすめるべきタイトルですが…。そういうわけではありません…。

 

上でも描きましたが「秋映」はとても着色しやすいリンゴです。

果実の熟し方、酸味の抜け具合に対して着色が早い時期から始まるので、ある程度の着色で収穫してしまう農家もあったそうです。

見た目は赤くなっているので美味しそうに見えますが、食べる部分が美味しくなる前なので酸味が強くて残念なリンゴになってしまいます。

しかし、「秋映」は秋のリンゴの始まりを告げるリンゴであるため、出荷が早ければ早いほどライバルも少なく高値で取引されました。

結果、美味しくない秋映が出回ってしまって「秋映ってあんまり美味しくない」「微妙なリンゴ」といったイメージがついたこともあったそうです。

 

だから「秋映」は赤じゃなくて赤黒いものを選んでもらうと美味しい体験ができるかなと思います。

上の写真は向かって左側の着色が不十分かなと思います。一つだけで見ると美味しそうに見えますが食べてみるとやっぱりよく残っていて本来の「秋映」の美味しさは伝わってきませんでした。

 

まとめ

  • 秋のリンゴシーズンの先駆け!「秋映」!
  • 硬めの果肉、歯ごたえよし!甘いリンゴ!
  • しっかりと赤黒い果実が美味しいの目印!

 

これから続々と様々なリンゴが収穫時期を迎えます。

僕の園は比較的マイナーなリンゴもあるので3兄弟以外のリンゴにも興味を持ってくれたら嬉しいな…。と思います。

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。
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