気の向くままに書いているので間違いだらけの可能性もありますのでご了承ください。
執筆時は2020/7/1です。法律改正の可能性もあります。やっぱり正しい情報は自分で調べてください。
1,調べる前になんとなくの認識
知らなくても別に日常生活では困らない法律だということは間違いなさそう。
認識としては「農業界の著作権」で技術に適応されるものではなくて育成した品種について適応されるもの。
自分でクローン作って(接ぎ木などで自家増殖して)栽培してくのも問題ないよ。
権利の期限とかはしらない。
2,wikipediaで調べたところ
ざっくり噛み砕いて書いていきたいと思います。
現在の種苗法は新品種の保護に関する国際条約を踏まえて作られている。
特許権ととても似ている。
新品種は育成者にいろんな権利が与えられるよ。
現時点では自分のところで増やす分には問題ない。
…。
そういえば国が育成した品種を外国で作って大手を振って販売して問題になることが多々あったような…。
そんでもって種苗法改正なんて話があったような。
育成にも時間もお金もかかるから無断で作られたら嫌ですよね…。
育成にかかるざっくりとしすぎた費用は下の記事を見てくれ。
この記事では宝くじで単純に「あたり」を引くまでの費用を1,290万円としているけど国の試験場などで育種されている品種は
どんな場所、環境で良い成果物ができるか、それは市場に受け入れられるか。育てやすくてみんなが作る気持ちに成ってくれるか。
とか、正直「あたり」を引くまでよりも多い手数を踏んで品種登録するものが多いと思います。
時間もお金もかかっているものがタダで使われていたらあまり気持ちが良くないのは間違いない事ですし、試験場も公の機関ですから費用は我々の税金も使われているわけです。
苦労したのに外国で勝手に作られていたら権利を主張するべきでは?
3,種苗法改正?
ここが区別できていないと訳の分からない法改正になる気がします。
さぁ、育成者がより強く権利を主張できるように種苗法の改正案の話が進んでいるようですね。
しかし、農業を生業としない一般の方からするとあまりいい話だけではないかもしれません。
法改正が無ければ
- 日本でめっちゃ美味しい品種が開発される
- その品種が市場に出回る
- 外国でその品種を持ち帰って大量に生産される
- それらが国内に流入、より安い値段で手に入るようになる
- 日本の農家が滅亡する。
4〜5が若干飛躍しすぎかもしれませんがあながち間違いでもないと思います。
消費者からすれば美味しい品種が安く手に入るわけです。
しかしまぁ、日本の農業の形態からすればコレほど嬉しくないことはありません。
品質はピカイチですが大量に生産するのは苦手なのです…。
法改正があれば
- 日本でめっちゃ美味しい品種が開発される
- その品種が市場に出回る
- 値崩れすること無く農家の収入も確保される
- 育成者も栽培者も幸せ
- 日本の農業は守られる
とめでたしめでたし。となるような気がします。
当然、農家にはデメリットもあります。
「自家増殖に許諾が必要」になるとのこと。
今までは自分で勝手に増やして良かったのがそうはいかなくなりそうです。(許諾が必要になるのは登録特定品種のみですよ、ついでに家庭菜園には適応されませんよ)
別にデメリットってほどでもないよな。と思うんですけどね。
栄養生殖で増えるじゃがいもとかランナーで増えるいちごとかを除けば(ここが問題なのかな?)種から栽培するはずです…よね?
ごめんなさい野菜は詳しく無いです…。
果樹は…。接ぎ木すれば簡単に増やせますが市場を守るためには仕方ないのかもしれません。
新しい品種を早く売りたい!ってときはヤキモキしそうですね。
今は比較的早くから収穫できる台木もあるしそっちでなんとかするほうが良いんじゃないかなと思います。
俺なんかは接ぎ木が下手くそなので苗から育てるなら苗木屋さんから苗を買って育てたほうが手間も省けますし品質もいいので苗木屋さんから買います。
ちなみに権利は25年らしいです。
自分のことだけ考えたら法改正しないほうが良い人も多いんです。多分。だけど20年、30年先を考えると法改正しないのは圧倒的にまずいんです。多分。
4,で、種苗法どうなるんだろう。
上で適当なことを書いたかもしれませんが、正直良くわかりません。
俺だって新しくて良い品種が自家増殖を自由にできたほうが良いに決まってます。
ただ、海外から安く同じ品種が入ってきたらおそらく「詰み」です。
ただでさえ厳しい状態でそんなことになったら「あーあ」って言って仕事を変えるしかありません。
法改正はなるようになるでしょう。きっと。
大切なのは改正してもしなくてもその後どうやって生き残っていくか。それでいいじゃん。と思いました。
だめだったら仕事変えるわ。
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