自転車旅のスタイルは様々です。
最近はバイクパッキングが主流な気がしますが今回の旅はロードバイクにキャリアをつけて走るやや無理矢理なスタイルとなっております。
見る人が見たら不安定な旅行だと思いますが暖かく見守ってください…。
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長野県飯島町から山口県山口市まで自転車で旅をしました
最終目的
山口県の実家でりんごを栽培している友人に会って、山口県最大のりんご産地を見学すること。
無事に帰ってくること。(帰りは輪行)
日程
2019年7月23日〜2019年8月7日(走った期間は8月3日まで)
雨が降った場合に走るのは嫌だったので余裕を持って2週間の時間を取りました。
立ち寄ったところ
- 伊吹山
- 天橋立
- 鳥取砂丘
- 大山
- 出雲大社
- 石見銀山
ざっくり走行ルート
長野県南部にある飯島町をスタート
- 岐阜県へ出て伊吹山まで走って伊吹山登山
- 琵琶湖を半周して鯖街道を通って小浜市へ
- 半島をカットしたりしながら山陰を走行
- 大山登山
- 境港市を通って松江市まで
- 宍道湖の西側を通って出雲大社へ
- そのまま山陰を走行、益田市から9号線に沿って山口市(だいぶ島根県寄り)まで
ルートは東〜西への走行体験を元に書いています。
「通ってよかったと思う道」と「通って後悔した道」
わりと行き当たりばったりなので思ってもみなかった気持ちのいい道に出会うこともあります。
思っていたよりも厳しい道に遭遇することもあります。
状況によっていい道、悪い道は変わるのでここに書くのはあくまで個人の感想です。
通ってよかったと思う道
中山道かえで街道
国道19号線からの回避を狙って逃げ込みました。岐阜県道65号線。
最初の上りはとてつもなく大変でしたが大湫宿に出てからはアップダウンも厳しくなく、旧中山道ということで昔の街道の風情が残っていて道路を走っただけですが妻籠宿より印象に残っています。
大湫宿への道は今回の旅で唯一自転車から降りて押しました。
琵琶湖一周サイクリングロード
左手に琵琶湖を臨みながらの快適サイクリングが楽しめました。
自転車専用道というわけではありませんが信号は少なく、交通量も比較的すくないと感じました。
ただ、トンネルがいくつかあるのでそこは歩道を通らないといけなかったり、路面がちょっと荒れていた部分があったのがマイナスポイントかなと思いますが、総じて見れば気にならないくらいに良い道路でした。
僕はボーっと走っていたらサイクリングロードを外れていたので琵琶湖一周目的で走る人はマップを持っていったほうが不安がなくていいかもしれません。
山陰海岸国立公園(但馬漁火ライン)
交通量は少ないけどアップダウンは大変かもしれません。交通量が少ないのでマイペースでリラックスして走ることができました。
海はきれいだし高いところから見下ろす海岸の眺めはとても気に入りました。
コンビニ等の補給ポイントが少ないので注意。
鳥取県道155号線
こちらは宿泊したゲストハウスに荷物を置いて軽い自転車で走行しました。ゲストハウスふぁむすとんのスタッフさんには「ちょっと登る」と言われました。上り10%の表示がありました。上りが大変なのは覚悟しましょう。
兵庫県の海岸線と比べると海岸が開けていて遠くの海岸まで見渡せます。
日が傾き始めた時間帯に行きましたが、夕日の時間ならもっと良かったかも…。と思います。
島根県江島大橋を東から渡ったあと突き当りの信号を右に曲がった道
正式な名前はわかりません…。
東から西へ向かうと中海のすごく近くを走れます。爽やか快適道路。
荒れているときは大変でしょうが晴れていればかなり気持ちよく走れる道路だと思います。
そして何より交通量が少なめだったのが良かったです。比較的ゆったりと走ることができました。
出雲路自転車道
松江から宍道湖沿いを走っていると比較的大きな看板とともに現れる自転車道
ハズレの多い自転車道ですがここの自転車道は大当たりだと思います。
途中、複雑に曲がったりする場所がありますが案内がしっかりしていたので迷うことはほとんどありませんでした。
街中を通る部分はちょっとスピードを落とす必要がありますがそれ以外は気持ちよく走ることができました。
景色も宍道湖を左手に見る眺め、河川敷から見る田園風景、風情ある町並み、最後は日本海と変化もあって良かったです。
最後の最後工事で終点がわからなかったのが残念でしたが迷うことなく出雲大社へたどり着きました。
通って後悔した道
国道19号線
交通量、トラック、洞門、トンネルと自転車旅に置いてのリスクを詰め込んだような国道
アップダウンもあるし路肩も狭いです。長野県脱出は楽なところが少ない…。国道153号線もおすすめしません。
友達から国道151号線が交通量が少なくて良いとアドバイスをいただきましたが遠回りになりそうだったので今回は国道19号線をチョイス。
トラックが多いのは知っていたのである程度覚悟はしていましたが正直甘かったです。
洞門からトンネルにいきなり切り替わったり、トラックがとんでもないスピードで追い抜いていったり走るだけで精神がすり減りました。
交通量も多く渋滞を起こしても嫌なので洞門の途中で止まって車を流してから歩道に逃げ込んだりしました。トンネル内は比較的歩道が広く取られていたのでパンクリスクはありますが歩道をゆっくり走ったほうがいいかもしれません。
次があったら国道151号線から脱出しようと思います…。
鳥取県県道30号線
こちらは特に交通量が多いわけでもトラックが速いわけでも道が悪いわけでもありません。
私のルートの選定ミスです。
鳥取市から国道9号線を走って大山の登山口を目指したときに通ったルートです。
景色も牧場のような開けた場所を走る気持ちの良いルートだと思います。エンジンがついていれば。
標高ほぼ0mからアップダウンを繰り返して標高700mまでをなんとかのぼりました。獲得標高見たかったなぁ。
炎天下、水1Lで上りはじめましたが途中で水がなくなりどうなるかとおもいましたが途中に公園があって助かりました。
軽いロードバイクで走るなら一転しておすすめヒルクライムルートになりそうな道でした。自転車旅のルートにはおすすめしません。
自転車旅で東から国道9号線を走って大山の登山口まで行くなら「県道158がアップダウンが少なくて良さそう。」とゲストハウス寿庵のオーナーさんに言われました。どちらにせよ「自転車旅でここまで来るのは鉄人みたいな人」らしいです。褒められた?
おまけ(走っていて怖かったことをざっくり)
- 峠の下りにある進行方向に対して平行な溝
車のすべり止め対策だとは思うけど、ロードバイクの細いタイヤには脅威でしかない気がします。 - 単純に路面が荒れている場所
国道9号線島根県西側が印象的、6年前の旅で雨の日に走って落車したので余計に怖かった。
まとめるほどでもないまとめ
- ツーリングマップルの情報は非常に有益、どんどん活用すべき
- 多少の上りは覚悟すると達成感とともにいい景色があるかもしれない
- 急がばまわれ。アップダウンは考慮してる?
- 日本の道は比較的車に優しく自転車に厳しい
- 地元自転車屋さんの店長にも言われたけど安全に旅をするならMTB+ディスクブレーキが最強
オーストラリアの女の子に言われたけど「日本の道は狭いし自転車に優しくないよね。リスクもあるのになんで危ないところを荷物持って長い距離走るの?」
なんででしょうね…。明確な答えが出なかったのと英語の返答は難しかったので
「温泉とビール」
と答えておきました。
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