お酒お酒とのつきあいかた2【アルコール感受性遺伝子検査】

前、文明の最先端っぽいものを使ってみる

前回「お酒お酒お酒とのつきあいかた」を書いたときにお酒との付き合い方を考えました。

お酒お酒お酒とのつきあいかた?

2020年7月15日

最後はスマホで飲酒量管理しよう!って感じに終わりましたが面倒なので開発は進んでおりません。(プログラマじゃないので一回離れるとすっかり忘れてしまってイチから勉強し直さなきゃいけないのも含めて面倒です。)

そんなときに見つけたのがHERSERIES INTERNATIONALの遺伝子検査。

本当なら「お酒を飲める年齢になったときに検査して自分のタイプを知り、飲酒という行動をどうやったらいいのか考える。」ものだろうと思いましたがまぁいいでしょう。

お酒は一応飲めますが毎年健康診断で肝臓の項目で引っかかるのでそんな部分でも興味を持ちました。

検査内容としては「アルコールをアセトアルデヒドに変える酵素を作る遺伝子」と「アセトアルデヒドを酢酸に変える酵素を作る遺伝子」を調べてもらいます。

 

後、調べてもらう遺伝子について

高校の生物でやった気がしますが酵素はタンパク質であって触媒みたいなものだったはず。

そんでもって酵素はDNAによって作られるんでしたよね。(リボソームだとかmRNAだとかtRNAだとか詳しい仕組みは覚えているような覚えていないようななので詳しくは高校の教科書なり資料集なりネットで調べるなりしてください。)

どうでもいいですが酵素ってタンパク質だから口から摂取しても意味ないんじゃないのかなー。って思います。腸内(体外)で働く酵素なら効果ありそうですが体内で働いてもらうために食べちゃだめですよね。多分。(コラーゲンは食べて分解されるときに体が「コラーゲン分解しすぎじゃね!?」ってなってコラーゲンを体内に作るからコラーゲンを食べるのは効果あるって聞いたことがあるような無いような。)

話はそれましたが上でも書いたとおり調べてもらう遺伝子は

  1. アルコールをアセトアルデヒドに変える酵素を作る遺伝子【ADH1】
  2. アセトアルデヒドを酢酸に変える酵素を作る遺伝子【ALDH2】

の2つです。

そういえば高校の化学では有機化合物の話で出てきましたね。ヒドロキシ基(-OH)をアルデヒド基(-CHO)にして最後にカルボキシル基(-COOH)にするやつ。詳しくは高校の教科書を引っ張り出してください。

 

ADH1(低活性、活性、高活性)× ALDH2(非活性、低活性、活性) = 9つのタイプに分類された結果がもらえます。

 

アルコールをアセトアルデヒドに変える酵素を作る遺伝子【ADH1】

こいつはADH1A、ADH1B、ADH1Cがあるらしいですが体質の差が大きいADH1Bを調べているそうです。

低活性型、活性型、高活性型の3種類に分類されます。

低活性型の人も活性型の人も高活性型の人もお酒を飲むことはできます。(飲むまでは本人の行動ですから)

アルコールは体の中でアルコール→アセトアルデヒド→酢酸と代謝していきます。ちなみに中間生成物のアセトアルデヒドも毒です。こいつが顔を赤くしたり頭痛だったり吐き気だったりを引き起こすわけですね。

(アルコールは分解されなければ目立った症状は出ないんでしょうか、「表面上めっちゃ飲めるけど体にはアルコールが直接攻撃しまくってる」ってことはあるんでしょうかね。アルコールも体にとっては毒物だと思っていたので…。)

ちなみにADH1Bが低活性型かつALDH2が活性型の方は依存症リスクの高い大酒のみタイプとのことです。

依存症リスクとしか書かれてないのでアルコール自体は健康を脅かすものでは無いのか…?健康リスクはアセトアルデヒドによるものだけ何でしょうか?面倒なのでこれ以上調べませんが。

アセトアルデヒドを酢酸に変える酵素を作る遺伝子【ALDH2】

活性型、低活性型、非活性型の3種類に分類されます。

アルコールも毒ですが中間生成物のアセトアルデヒドも毒です。アセトアルデヒドが二日酔いの原因なのかな?ついでに発がん性もあるらしいですね。体内に残っている時間が長いほど体へのダメージが大きいイメージでいいでしょうか。

非活性型の方はアセトアルデヒドが分解できず顔が真っ赤になって、嘔吐したりしてしまう、いわゆる下戸という感じでしょうか。

低活性型の方は飲酒による健康リスクが最も高いタイプと診断されます。飲めるけどアセトアルデヒドが体にある時間が長くなりやすいって感じだと思います。

活性型の方はアセトアルデヒドの分解もできるから飲みすぎるなよ!って感じですね(いくら分解できるって言っても限界はあるだろうし飲酒量が増えればリスクも上がる。)

不、結果

自分の結果はW3型、【ADH1B】高活性型、【ALDH2】活性型 でした。

検査結果としては上の遺伝子タイプと「このタイプの人はこんなことに気をつけて飲酒行動を取るんだぞ。」なシートがもらえます。

W3型は日本人の30%だそうで9つのタイプの中ではパーセンテージが一番高い分類でした。

「あんまり珍しくなくて面白く無いな。」と思いましたがそういう検査じゃありません。

 

アルコール分解も早いけどアセトアルデヒドの分解も十分できるね。飲めちゃうけど大酒飲むと健康リスクは十分あるし、アルコール依存症のリスクもあるから節度ある飲酒すればいいんじゃね?との言葉を頂いたと勝手に解釈しております。

 

覚、今後の飲酒を考えたり考えなかったり。

そんなわけで健康診断では無事に毎年AST(GOT)の数値が基準値以上(数倍とかでは無いので様子見するしかなさそうですが)、今年はγGDPが保健指導判定値に引っかかりました。

その他の数値はすこぶる正常なので保健師さんも「お酒は程々にして様子見ますかー。」みたいな感じです。

 

お酒を飲むのは楽しいけど爆弾抱えながら飲むのは気持ちのいいものじゃありませんしね。

お酒をこれから飲み始めるであろう成人前の人だったり、自分の飲酒行動を改めたいって人は「アルコール感受性遺伝子検査」やってみても面白いと思います。

ちなみに値段は税込みで大体¥5,800

高いと思うかやすいと思うかは置いといて「遺伝子検査ってこんなもんか」を体験するにもいい機会でした。

これからもしかしたら遺伝子検査をする機会は増えるかもしれないですし。

そんなわけでどうでしょうか「アルコール感受性遺伝子検査」

 

ちなみに最近はノンアルコールビールを飲んでます。適当にネットで見て評判の良さそうなやつを買いました。

最初は「うーん。やはり本物のビールのほうが…」と思いましたが慣れると「ビール(アルコール入り)じゃなくてもいいや!」と思っております。

単体で飲んでもいいですがジンジャエールとかで割ってピールカクテルにすると「正直、普通のビールで作るヤツよりうまい…。」となってます。おすすめ。

飲んでるノンアルコールビールは以下

 

以上。

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