【余裕を持って合格するために】日商簿記3級は独学で取得できた

簿記3級は合格するだけなら1ヶ月で十分

【自営業者必須スキル!?】日商簿記3級は独学で取得できた

2018年12月1日

上の記事で紹介したテキストを一回読んで問題を一通り解くだけで合格ラインは突破できると思います。(もちろん、必ずしもそうとは言えませんが、合格率が45%〜50%の回なら十分だと思います。)

試験の配点は第1問20点、第2問10点、第3問30点、第4問10点、第5問30点です。

第1問は仕訳問題
第2問は帳簿に関する問題
第3問は試算表の作成
第4問は伝票や決算仕訳など
第5問は精算表や財務諸表の作成

こうやって書くと色々理解しなければ合格できなさそうですが、基本的な仕訳ができれば70点には届きます

第3問や第5問は最終的な貸借が一致しなくても部分点がもらえます。

第2問や第4問は特に対策せずとも配点も少ないですしあまり大きな問題になりません。

 

基本的な仕訳のできるところだけ解答しても合格ラインにとどくのではないでしょうか…。

 

余裕を持って合格するためにやったこと

僕の場合は3ヶ月の勉強期間を設けてチマチマと勉強しました。

最初の1ヶ月はテキストを読んで付属の問題を解きました。特に復習をすることもなく1周しました。

本当に理解しているかどうかもわからないまま突き進み、約1ヶ月後にテキストが終わったため試しに第143回の過去問をやってみました。

この時点で70点を超えていたので驚きました。

「こんなで受かってしまって良いのか…。」と。

 

不安だったので、ここから1ヶ月間、2〜3日に1回試験問題を解きました。

ここで時間の分配や効率を見直しました。

  • 計算用紙は縦に2回折って4分割にする。
  • 勘定科目は略して計算用紙に記入(買掛金→か✕、減価償却累計額→DΣ、等)
  • 解答順は第1問→第3問→第5問→第2問→第3問(配点の高いものを優先的に)

 

日商簿記試験のサイトで見かけてすぐに実践しました。

効果は抜群で余計なところに労力をかけること無く理解が進みました。

2ヶ月目が終わった時点で問題集の試験問題は90点〜100点が取れるようになっていました。

残りの1ヶ月は1週間に一回程忘れないように試験問題を解きました。試験前1周間はできるだけ試験問題に触れて頭を切り替えるようにして当日に臨みました。

試験当日

日商簿記は全国の商工会議所で試験を行ってくれるので遠くの試験会場に行く必要もありません。

3級の試験会場には地元の高校の商業科とみられる人が半分以上、あとは個人で受けに来たと思われる年代も様々な人がいました。

正直、「高校生ばっかりだったら嫌だな…。」と思いましたがそんなこともありませんでした。

机は広く、会場も暖かかったので会場のコンディションは言うことありませんでした。

 

受験自体は必要以上に緊張して何でもない仕訳に悩んだ結果、途中退出することもなく2時間しっかりと使い切りました…。

 

日商簿記3級の個人的ポイント

  1. どの勘定科目が資産、負債、純資産、収益、費用になるかを理解
  2. 純資産 = 資産 ー 負債
    利益  = 収益 ー 費用
  3. 借方、貸方は常に一致する
  4. 損益計算書は1年間の営業のリザルト(成績)
  5. 貸借対照表は決算日における店舗のステータス(財務状態)

特に、損益計算書と貸借対照表が何のために作られているのか、作るのか、ということを理解したら「見越し」「繰り延べ」の理解がとてもスムーズになりました。

なんとなくの理解だった部分も「今年の成績を見るため」、「店舗の現状を見るため」だったと思うとしっかりとした理解ができた気がします。

 

試験後の話

3級は各商工会議所で採点が行われるので合否の結果が出るのも早いです。

試験から10日後には合格者の受験番号が商工会議所に張り出されていました。

せっかくなので得点も聞いて見ることに…。92点でした。

「8点どこで間違えたのかな…。第3問、第5問貸借合ってたんだけど…。」そう思いながらも復習はしません。

 

インターネットで受験の申込みをした方には後日合格証が郵送で届くとのことでした。

ネット上では「合格していたら商工会議所まで取りに行かなくては行けない」という内容もあり不安になって直接商工会議所に出向きましたが、いらない心配でした。

 

日商簿記2級…は今のところ受験しないつもりです。

せっかく日商簿記3級に受かったし、2級も…と思って書店で2級のテキストを探しました。

厚さを見てすぐに挫折しました。

商業簿記が3級よりも厚いテキストで1冊、加えて工業簿記も2級の商業簿記と同じ厚さのテキストで1冊…。

3級が小学校の算数だとすると2級は高校の数学のように見えました。算数が理解できていないと数学がわからないように3級レベルの理解がないと2級の理解はできないんだろうと思います。

企業で経理の仕事ができるレベルを望むなら積極的に受験するところですが、僕は「小さな農家のお金の動きがしっかりと見えるようにしたい。」というところから始まったので2級は受けなくていいか。と思いました。

「今のところ」なので3級の知識で物足りなくなればそのうち受験するかもしれませんが…。

 

商業科の高校生なら2級を持っていれば大きなアドバンテージになると思いますし、社会人でも企業のお金の動きがしっかりと理解できるのはすごいことだと思います。

3級は簡単に受かることができるので評価としても微妙だと思います。なのでモチベーションがあって評価を得たい人は2級取得まで頑張ったほうが良いのではないかと勝手に思っています。僕は今のところ受ける気はありませんが…。

 

まとめ

  1. 3級は受かるだけなら1ヶ月でも十分!
  2. しっかりとした理解をしたければ2ヶ月
  3. お店の状態や成績を見るために簿記をして、損益計算書、貸借対照表を作っている!

 

正直「すごいことが分かるようになった!」と言う実感はありません。でも、何も知らないよりはお金の流れについて理解できたのかな…。と思います。

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