果物なんて食べ無くても生きていける。そう思っていた時期が私にもありました。(嘘です。)
よく考えてみると主食の炭水化物、主菜でタンパク質、副菜でビタミンや食物繊維を取れば良いんじゃない?
と普段の食生活に果物はあまり登場しないんじゃないでしょうか?
自分なりに果物を食べる理由について考えてみました。
食事バランスガイドを見てみる
厚生労働省がバランスのとれた食生活の実現をめざして作った「食事バランスガイド」
この食事をコマの形に例えたものは小中学校のときによくみました。
もちろん。果物も要素の一つとして取り上げられています。
積極的に食べてほしい
みんなの食事は肉や卵、魚といった主菜の量が多くて野菜みたいな副菜が少なくない?といった観点でよく使われる「食事バランスガイド」
食事をコマに例えてあるのは「それぞれの要素を適切な量、バランスよくとってね。」ってことです。
果物は1日に2つ(SV=サービング{食べ物や飲み物を平均化した単位})という目安が示されています。
乳製品とおなじ位置にあって「積極的にとりたいもの」ですね。
乳製品はカルシウムの補給、果物はビタミンCとかカリウムの補給が目的のようです。食物繊維もとれますね。
加えてその果物特有のアントシアニン、カロテン、リコピンといった色素も体に良い影響をもたらしてくれます。
小さい頃、牛乳は「飲まないと大きくなれないぞー。」と言うセリフをよく聞いた気がしますが、果物は「食べなきゃ風邪ひいちゃうぞー。」と言ったセリフは聞いたことがありません。
牛乳と同じくらい重要であるにもかかわらず、食べてほしい!と言った声を聞かない気がします。コレは生産者にとってちょっと悲しい状況でもあります。
確かに炭水化物、野菜や肉に比べてみれば重要ではないですが、毎日食べて欲しい!常に食卓に置いてあってつまんでくれるだけでもうれしいです。
1日の食事の中に取り入れるのが目的なので毎食取り入れるのではなく朝の目覚めにリンゴを1個。なんてのもおしゃれですね。
果物は1日200gが目標
200gってみかんだったら1個、リンゴだったら半分。量としては果物食べたな!と思うくらいですね。
一切れ二切れではなく、リンゴだったら半分。
皮を向いたリンゴのイメージなら4切れくらいでしょうか。結構食べますね。
家の裏に数本ある桃の樹から収穫された黄金桃を量ってみました。
皮を向いたり悪くなっているところを取ったらこのくらい。
200gというとこのくらい。
やっぱりそこそこ食べますね。食べ始めるとこんな量ペロッと食べちゃうんですけどね…。
夕飯後のデザートに出されたらコレの倍は食べちゃいますね…。
果物って単純に美味しいじゃん
健康によい。とかダイエットにどうぞ。とかお腹スッキリ。とか
僕にとってそんなことは二の次で美味しいから食べています!
皆さんはどうでしょうか?
果物はやっぱり生で食べたい!
基本は生でしょう。という僕の感覚。
手が掛からない。物によっては収穫してすぐ、道具も使わずに「いただきます」
生で食べると果物特有のスッキリとした美味しさも感じることができます。
何よりも僕は香りが好きで鼻で物を食べてるんじゃないかと思うくらいです。
果物の詰まった箱を開けたときに香って来るあの香りは最高です。
言葉にできないのが残念ですがリンゴ箱を開けたときの香りをイメージするといてもたってもいられない気分になりませんか?
みかん箱を開けたときの香りやみかんの皮を向いた後の香り。イメージできますか?
その果物特有の爽やかな香り。果物を生で食べる時は味ももちろんですが、香りも感じながら食べてほしいかな。と思います。
濃縮されたり加熱されたりするとこの香りが変わってしまったりなくなってしまったりするので加工品は生食とは違うものだな。と感じます。
加工品を楽しんでも
もちろん、加工することで楽しみ方は大きく広がります。
ジャムにしたり、ジュースにしたり、お酒になったり、材料にして料理になったりします。
加工することで輸送や持ち運びに便利な形になりますし、長く楽しむこともできます。
砂糖をくわえることによって長期保存を可能にしたジャムはかなり長い期間の保存が効きます。
ただし、りんごジャムの場合リンゴ1kgに対して1kgの砂糖が使われているので「健康のためにリンゴを食べるぞ!」と言ってりんごジャムを大量に食べるのはやめたほうが良いでしょう。
ワインやシードルといったお酒は砂糖が加えられていることも少なく、スッキリと飲むことができます。
シードルなんかはスッキリしすぎていて飲みすぎるので注意が必要です。
赤ワインを飲んでポリフェノールの効果に期待してみるのもいいでしょう。
果物の加工品は傷物であったり規格外の果物が使われることが多いです。
捨てられる果物が生まれ変わって皆さんの手元にとどいて美味しく食べてもらえるのは生産している農家にとっても嬉しいことなのです。
コメントを残す