巷で話題の暗号通貨(仮想通貨)。表記は仮想通貨で統一しようと思います。
あまり詳しくない人の持つ仮想通貨のイメージは…
- よくわからない!怖い!
- FXみたいなもので破産するんでしょ?
- 犯罪とかに利用されるやつでしょ?
- 電子マネーと何が違うの?
- え?儲かるの!?
とかでしょうか…今の時代ググれば詳しい情報なんてたくさん出てくるので技術的、専門的な解説はそちらに任せるとします。
ここでは小学生でもわかるくらい噛み砕いて紹介していきますので、「違う!」「そうじゃない!」ということがありましたらご指摘ください。編集等で対応します。
筆者は仮想通貨を単純に楽しんでいるので投資、投機についての知識は全くありません。
データに「通貨」としての価値はあるの?
データではありますが、改ざんが非常に難しいデータです。
取引のデータを競争して計算してその結果をみんなで検証、共有する仕組みになっていて、計算が早く正確に終わった人に仮想通貨が支払われます。
昔の結果(取引履歴)の改変は世界中のユーザーが共有しているデータを変えなければいけないので非常に困難です。
また、計算結果の報酬として仮想通貨が支払われるため簡単に手に入るものでもないので通貨としての希少性も出てきました。
過去の取引が改ざんされにくい、希少性もあるという部分が「通貨」としての価値を作ったのではないでしょうか。
【小学校のクラスで例えると…】
クラスで計算問題を「よーいどん」で問いて一番の人にポイントが付くようなイメージです。
そのポイントの動きをみんなで合ってるか計算して確かめて共有します。
ポイントの動きが全部クラス全員に共有されているので昔のポイントの動きについて変更することはできません。
ポイントは手に入りづらいものなのでそれが単純に欲しい人もでてきます。
鉛筆一本と1ポイント交換しようとする人がいればもうそれは小さな「通貨」として成り立っているわけです。
電子マネーとの違い
電子マネーはどこかの機関が発行して管理はその機関が管理しています。その機関がなくなれば電子マネーは使えなくなったり価値を失うわけです。また、法定通貨の代わりとして価値も安定しています。
仮想通貨は分散型という表現がよくつかわれるように誰かが中心となって管理する仕組みではありません。
その通貨を持っている人達がその通貨を支えているわけです。
そして法定通貨とは関係のない部分で価値が生まれているわけですので法定通貨との関係は変わってきます。
アメリカのドルと日本の円でレートが日々変化しているようなものですね。
【小学生的に表現すると…】
10円は10円の価値です。駄菓子屋でお菓子も買えます。
クラス内で使われているポイントは学校の外に出れば価値はありません。
犯罪とかに使われてる…?
仮想通貨は取引履歴をみんなで管理しているためデータの改ざんは難しいという話でした。
しかし、それは通貨のやり取りが記録されているだけで、「どこの誰が」「何のために」通貨を動かしたのかまではわかりません。
通貨の動きはわかるのでとてつもなく大きな量が動いていたりすると「怪しい取引があるぞ。」とわかるくらいです。
また、法定通貨を介さない、世界中どこでも素早く取引できるということも危ない組織の資金として使われる原因ではないかと思います。
【小学生的には…】
ポイントをもっている人はA、B、Cというような記号でしかわかりません
AからBに10ポイントが動いたことはわかります。
しかし、先生は学校に持ってきていては行けないお菓子が取引されているかも、具体的に誰が取引したかもわからないので呼び出して叱ることは非常に困難です。
儲かる?破産する?
それはわかりません。上に書いたように僕は投資、投機には詳しくないので…。
現在、仮想通貨を手に入れようと思ったら法定通貨(日本円)との交換で手に入れるのが一番早いと思います。
取引の計算をして仮想通貨を手に入れるのは競合する人が多いためメジャーな通貨はおすすめしません。
例えば
- 日本円を仮想通貨に変えたところ1,000,000円が1単位になりました。
- そのうち1単位が1,200,000円で売れるタイミングがあったので売りました。
- 1単位1,500,000円になったのでまだ上がると思って1,200,000円分買いました。0.8単位になりました。
- 次の日起きると700,000円まで価値が下がっていました。これ以上下がるとまずいと思って0.8単位売りました。560,000円になりました。
こんな感じだとあっという間に半額くらいに減るわけですね。
3のタイミングで売って、下落した4のタイミングで買えれば儲かりますね。タイミングの見極め方はシビアだと思います…
いや、レートが乱高下し過ぎでは…と思いますが、今年のはじめには1単位2,000,000円の価値が合ったビットコインは2月には1単位1,000,000円位になっています。レートの乱高下も仮想通貨が「通貨」としての信用を得にくい一因ではないでしょうか。
法定通貨との兼ね合いなので小学生的な例えは難しいです。
まとめ
- データに「通貨」として価値をもたせたものだよ。
- 価値を作っているのは大勢の仮想通貨を持っている人達だよ。
- 匿名性があるから具体的に何が行われてるかはわかりづらいよ。
- 価値が大きく変化するから投機目的の人は注意してね。
通貨は経済の仕組みを知らなくても持てますし、使えます。
仮想通貨の場合は持っている通貨を守るのは自分自身だと思ってください。様々なサービスがありますがそのリスクも考えながらうまく付き合えると面白いかもしれませんね。
筆者はマイナーな通貨一本に絞って応援中です。
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