日商簿記3級を取得しようと思ったわけ
自営業をやっているとお金を管理する必要が出てきます。
税金の申告もしなければなりません。税理士の方に委託するという選択肢もありますが委託にもお金がかかります。
大企業でもないので自分の事業のお金の状態は見えるようにしたい!
こんな単純な理由から日商簿記3級の受験を決めました。
日商簿記試験って難しい?
日商簿記は1級から3級と簿記初級、原価計算初級の試験があります。
1、2級の難易度はさておき、3級の難易度です。
3級の基準は
個人企業における経理担当者または経理補助者として必要な商業簿記に関する知識を有している。経理関連書類の読み取りができ、取引先企業の経営状況を数字から理解できるようになる。営業、管理部門に必要な知識として評価する企業が増えている。簿記初学者が学習をはじめるのは多くの場合、この級からである。
日商簿記検定 Wikipedia より
だそうです。
試験は120分で70点(100点満点中)取れば合格。
70点はうっかりすると落としてしまいそうな点数ですが…。合格するだけなら非常に簡単です。
勉強期間の目安は1ヶ月から2ヶ月とよくありますが、1週間(4日テキストを読んで、3日過去問を解く)で要領のいい人ならゼロからのスタートでも合格できると思います。
合格率も40%代後半から50%と比較的高いです。
ただ近年では第141回(合格率26.1%)や第142回(合格率26.6%)といった回もあるので準備をしっかりするのに越したことはないでしょう。
ちなみに、僕は3ヶ月掛けました…。
受験のために買ったもの
おすすめテキスト
他のサイトでもよく紹介されているTAC出版のテキストと問題集を利用しました。
テキストは簿記の全体の流れの説明から始まり、本格的な学習が始まります。
僕も簿記はゼロからのスタートだったので一番最初に簿記を通して何が理解できるようになるのか、簿記の最終的な目的は何なのかをなんとなく理解できたのは大きかったです。
内容もポイントを抑えたうえ単純化して説明してくれてあるのでわかりやすいという印象でした。
問題集は「過去問6回分(2年分)」+「予想問題3問」+「新傾向問題」が収録されています。
ボリュームとしても十分だと思います。一回2時間+復習なので人にもよりますが、一周すると25〜30時間は掛かりそうです。
答案用紙もダウンロードできるので繰り返しの演習にも向いています。
3回分の予想問題は細かい単位まで計算させられたり、取引量が多かったり、見慣れない転記の問題が合ったりで、収録されていた過去問よりも歯ごたえが合ったような気がします。
余談ですが、合格率が低かった第141回、第142回の問題も解きたいと思いましたが収録はされていませんでした。予想問題がそれに近い難易度だったのかもしれません。(第141回第142回は最後まで解くことはありませんでした。)
電卓
正直、四則演算(足し算、引き算、掛け算、割り算)ができて、音が出なければ100均の電卓でも大丈夫です。
試験会場では「3級くらいなら暗算で余裕」なんて声も聞こえてきました。(僕にはとても無理な話ですが…。)
しかし、良い電卓は良いものです。
僕の場合、妹が商業科卒業だったため在学時に使っていた電卓を使わせてもらいました。
結果、100均の電卓には戻れなくなりました。何よりも「押した感覚が気持ちいい」
機能的には「GT(グランドトータル)」「メモリ機能」など充実。機能的にも申し分なしです。
しかし、高い…。Amazonでは10,000円ほどしていました…。
CASIO(カシオ)スクール電卓 AZ-26S
3級受験だけなら値段もお手頃で下記の電卓が良さそうです。
千、万の単位も一発で入力できて便利そうです。
まとめ
- 日商簿記3級は簿記学習の基礎の基礎!
- 受かるだけなら簡単、ただし、問題によってはそうとも言えない!
- 電卓はできるなら使いやすくて良いものを!
受験のための費用
- テキスト
1,080円 - 問題集
1,080円 - 電卓(妹より購入)
5,000円 - 受験料
2,800円
・・・合計9,960円
割とお手頃です。2級になると受験料が4,630円になるそうです。
実際に受験するまでの準備や感想はこちら
日商簿記2級も独学で取得できました。
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